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事業再生支援実績例

製造業A社

営業目標・行動・管理など徹底した営業改善を行い利益向上

【窮境の要因】
A社は生産用の機械を製造している製造業です。
顧客のオーダーに応じて機種の開発を行い、現在数十機種をライアップ。
しかし、顧客の新規設備投資意欲低減や、競合社との競争激化によって受注量が低下。
また、利益が見込めない赤字案件でも売上重視で獲得に走るなどの影響で赤字額が拡大し、債務超過となってしまいました。


【支援内容】
A社の場合は、まず利益志向への転換を図ることから始まりました。
赤字が確定的な案件は見送り、黒字化が見込まれる案件に集中する意識改善を実施して、不必要な債務超過拡大を防止。
さらには、営業力強化によって、損益分岐点を割り込んでいる売上高の回復を図りました。
また、年間の事業戦略を明確に決定し、重点アプローチ顧客を設定。
戦略機種も決定して、その機種の競争力を高め案件獲得力を強化しました。
そして、各営業部員の年間利益目標と行動目標を詳細に設定。
四半期、月間へとブレイクダウンしていき、効率的に最大の効果を上げられる体制を整えました。


卸売業B社

事業ドメインを明確化しマーケティング戦略を組み立て利益向上

【窮境の要因】
B社は小売店に対して食品を販売している卸売業です。
売上高は大きくありませんが、店舗を所有し一般消費者へ向けた食品の販売も行っています。
詳しく分析すると、一般消費者向けの自社小売店が慢性的な赤字となっており、本業の卸売業のみが収益をあげている状態でした。
ただ、卸売業に関しても、経費負担を帳簿上で調整することによって黒字化しており、実質赤字となっていました。

【支援内容】
B社の場合は、事業ドメインを明確化することから始まりました。
一般消費者向け小売店をクローズして、卸売業に専念することで、赤字の解消を図りました。
債務超過解消のためには収益力の向上が必要なため、顧客分析、商品分析をもとに、B社が集中的に取り組むべき領域を設定。
マンパワーを集中して効果の最大化を狙いました。
また、新規客を開拓するための各種の販促展開や、既存顧客の満足度を上げて取引量の増大を狙うための各種サービス展開なども実施しました。